SBI証券でNISAの積立をしている方の中で、「ボーナス月にまとめて積み立てたいけど、設定方法がわからない」という声をよく聞きます。この記事では、SBI証券のNISAボーナス設定のやり方を2026年最新のUIに沿って、画面操作の流れとともに丁寧に解説します。
なお、2026年2月28日より仕様変更が実施されており、設定時に注意すべきポイントが増えています。設定ミスで積立がキャンセルされないよう、事前に確認しておきましょう。
SBI証券のNISAボーナス設定とは
ボーナス設定の基本的な仕組み
SBI証券のNISA(つみたて投資枠)では、毎月の定額積立に加えて、年2回まで「ボーナス月」を指定して追加で積み立てる設定ができます。これを「ボーナス月設定」と呼びます。
たとえば、毎月3万円の積立設定に加えて、6月と12月に各10万円を追加投入するといった使い方が可能です。給与のボーナスが出る時期に合わせて活用することで、NISAの年間上限を効率よく使い切れます。
2026年の年間上限と枠の内訳
2026年時点のNISA制度の年間上限は以下のとおりです(金融庁NISA特設ウェブサイトより)。
| 投資枠 | 年間上限 | ボーナス設定 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | 利用可能 |
| 成長投資枠 | 240万円 | 別途スポット購入 |
| 合計 | 360万円 | — |
ボーナス設定はつみたて投資枠の年間120万円の枠内で行います。月々の積立との合計が120万円を超えないよう、事前に計算しておくことが大切です。
2026年2月の仕様変更と注意点
2026年2月28日より、ボーナス設定の仕様が変更されました(SBI証券公式:仕様変更のお知らせ)。
- ボーナス月コースだけを先行して設定することができなくなりました
- ボーナス月の買付日は、通常コースの次回買付日と同日か、それ以降にしか設定できません
- つまり、毎月積立を設定していない状態でボーナス設定だけを入れることは不可になりました
「ボーナス月一括投資」のみでNISA枠を使い切ろうとしていた方は、設定が自動解除される可能性があります。必ず毎月積立と組み合わせた上でボーナス設定を行いましょう。
SBI証券でのNISAボーナス設定のやり方(手順)
ステップ1:ログインして積立設定画面へ進む
まずSBI証券のウェブサイト(www.sbisec.co.jp)にアクセスし、ログインします。
- トップページ右上の「ログイン」ボタンをクリック
- ユーザーネーム・パスワードを入力してログイン
- 上部メニューから「NISA」をクリック
- 左側サイドメニューの「つみたて投資枠」をクリック
- 「積立設定一覧」または「新規積立設定」を選択
スマートフォンアプリ(SBI証券アプリ)の場合:ホーム画面下部の「NISA」タブをタップ → 「積立設定」をタップ → 銘柄を選んで「積立設定を変更」を選択します。
ステップ2:積立設定画面でボーナス月を追加する
すでに毎月の積立設定がある場合は、「積立設定一覧」から対象の銘柄を選んで「変更」をクリックします。新規設定の場合は銘柄検索から行います。
- 積立設定画面の下部に「ボーナス月設定」という項目があります
- 「ボーナス月を追加する」をクリック
- ボーナス月として設定したい月を選択(1〜12月の中から最大2回)
- その月に追加で積み立てる金額を入力(100円以上1円単位)
- 2回目のボーナス月を設定する場合は同様に繰り返し
設定画面では「残りNISA設定可能金額」が表示されます。この金額を超えないようにボーナス額を入力してください。年間の積立合計が120万円を超えると、超過分の買付が自動キャンセルされます。
ステップ3:設定内容を確認して完了
- ボーナス月・金額の設定が終わったら「次へ」をクリック
- 設定確認画面で、毎月積立額・ボーナス月・ボーナス月積立額が正しいか確認
- 「年間合計額」が120万円以内に収まっているか確認(重要)
- 問題なければ「設定を確定する」をクリック
- 取引パスワードを入力して「確認」→「完了」
設定の反映タイミング:変更した設定は翌月分から反映されます。各月の中旬頃(証券会社の定める締め切り日まで)に設定すると翌月から適用されます。締め切りを過ぎると翌々月からの反映になることがあります。
つまずきやすいポイントと対処法
よくあるエラー:「年間上限を超過しています」
最もよくある失敗は、年間120万円の枠を計算せずにボーナス設定を入れてしまうケースです。
たとえば、毎月5万円の積立設定をしている場合:
- 12ヶ月 × 5万円 = 60万円(通常積立)
- 残り枠:120万円 − 60万円 = 60万円
- ボーナス設定で使えるのは合計60万円まで
ボーナス月を2回(6月・12月)設定するなら、1回あたり最大30万円が目安です。この計算を事前に行ってから設定しましょう。
「ボーナス設定が解除された」と表示される場合
以下の状況でボーナス設定が自動解除されることがあります(SBI証券FAQ:ボーナス設定が解除された理由)。
- 年間の積立合計が120万円を超える設定になっていた場合
- 2026年の仕様変更に伴い、通常積立より先行したボーナス買付日になっていた場合
- 対象銘柄がつみたて投資枠から外れた場合
設定が解除されていないか、定期的に「積立設定一覧」から確認する習慣をつけると安心です。
クレジットカード積立との組み合わせ時の注意
SBI証券では、三井住友カードによるクレカ積立との組み合わせが可能です。クレカ積立を月5万円設定している場合も、つみたて投資枠の年間120万円枠を消費します。ボーナス月設定との合計が120万円を超えないよう注意してください。
クレカ積立との組み合わせ方については、SBI証券×三井住友カード積立の活用方法で詳しく解説しています。
ボーナス積立の独自シミュレーション
前提条件の設定
下記シミュレーションは以下の前提で試算しています。実際の運用結果を約束するものではなく、元本割れリスクがある点をご理解ください。
- 運用期間:20年
- 想定年利回り:年率4%(複利、税引前)
- 毎月積立:30,000円(年間36万円)
- ボーナス月積立:6月・12月に各42,000円(年間84,000円)
- 年間合計:360,000円 + 84,000円 = 444,000円(年間上限120万円以内)
- 出典:元本・複利計算の前提は金融庁「NISA活用事例」に基づく考え方を参考(金融庁:NISAの活用事例)
20年間のシミュレーション結果
| 経過年数 | 累計投入額 | 運用後の試算額 | 増加額(試算) |
|---|---|---|---|
| 5年後 | 222万円 | 約242万円 | +約20万円 |
| 10年後 | 444万円 | 約539万円 | +約95万円 |
| 15年後 | 666万円 | 約904万円 | +約238万円 |
| 20年後 | 888万円 | 約1,314万円 | +約426万円 |
上記はあくまで年利4%で複利運用した場合の試算値です。実際の市場環境によって結果は大きく異なります。特に短期間では元本を下回ることもある点に注意してください。
「毎月いくら積み立てるべきか」については、収入別・NISA月いくら積み立てるか目安ガイドも参考にしてください。
ボーナス設定「あり」vs「なし」の比較
| 設定パターン | 年間投入額 | 20年後の試算額 |
|---|---|---|
| 毎月3万円のみ | 36万円 | 約1,101万円 |
| 毎月3万円+ボーナス年2回各42,000円 | 444,000円 | 約1,314万円 |
| 差額 | +84,000円/年 | +約213万円 |
年間8万4千円のボーナス積立追加で、20年後に約213万円の差(試算)が生まれる計算になります。これはNISAの非課税効果も含まれています。ただし、この試算は将来を保証するものではありません。
ボーナス月の積立をさらに活用する方法
積立タイミングの最適化
ボーナス月設定は1〜12月の任意の月を選べます。給与ボーナスが支給される月(多くの場合6月・12月)に合わせるのが一般的ですが、以下の点を考慮して設定しましょう。
- 買付日:設定した月の通常買付日と同じタイミングで執行されます
- 資金確認:ボーナス月の前月中旬までに設定変更を完了させましょう
- 予算管理:ボーナス全額を投入せず、生活防衛資金を確保した残りを充てるのが安全です
夫婦でNISAを活用する場合
夫婦それぞれがNISA口座を持てば、世帯合計で年間240万円(つみたて投資枠のみ)まで非課税で積立可能です。ボーナス設定を夫婦で活用することで、さらに効率的な資産形成が可能になります。詳しくはNISA夫婦で活用する方法|非課税戦略ガイドをご覧ください。
SBI証券と他社との比較
SBI証券以外でも、楽天証券などでボーナス設定は可能です。証券会社を選ぶ際の比較ポイントについては、SBI証券と楽天証券の比較記事も参考にしてください。
まとめ:SBI証券NISAボーナス設定のポイント
SBI証券のNISAボーナス設定について、重要なポイントを整理します。
- 年間上限の確認が最重要:月々の積立額×12ヶ月+ボーナス設定額の合計を120万円以内に抑える
- 2026年2月28日の仕様変更に注意:ボーナス設定は通常の毎月積立と組み合わせて設定が必須
- 設定反映は翌月から:中旬前後の締め切りに間に合うよう早めに設定変更を
- 定期確認が大切:自動解除が起きていないか「積立設定一覧」で定期チェック
- シミュレーションは参考程度に:年利4%の試算は過去平均を参考にしたものであり、将来を保証しません
ボーナス月設定を上手に活用することで、NISAの非課税枠を効率的に使い切ることができます。ただし、投資信託は元本割れリスクがある金融商品です。無理のない金額設定で、長期積立を続けることが資産形成の基本です。
NISAの詳細な制度については金融庁NISA特設ウェブサイトで最新情報を確認してください。また、SBI証券への口座開設・詳細についてはSBI証券公式サイトをご参照ください。

