「松井証券の積立設定ってどこで操作するの?」「NISAとクレカ積立の違いがわからない」——そんな疑問を持つ投資初心者に向けて、松井証券で投資信託の積立を設定する手順を画面の流れに沿って解説します。
松井証券は100円から積立可能・購入時手数料無料・保有残高に応じて最大1%ポイント還元と、初心者にとってコスト面で使いやすい証券会社です。2025年5月からはJCBカードによるクレカ積立も加わり、さらに選択肢が広がっています。
ただし、積立はメリットだけではありません。元本割れリスクがあります。本記事では設定手順だけでなく、リスクや注意点もあわせて説明します。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
松井証券で積立設定する前に確認しておくこと
口座の種類:NISA口座 vs 特定口座
松井証券で積立を行う際、まず「どの口座で積み立てるか」を決める必要があります。
- NISA口座(つみたて投資枠):運用益が非課税。年間120万円まで。設定できる頻度は毎月のみ(個別積立)
- NISA口座(成長投資枠):運用益が非課税。年間240万円まで。一括・積立どちらも可
- 特定口座:課税口座。毎月・毎週・毎日から選択可能
NISAの非課税メリットを最大限活かしたい場合は、まずつみたて投資枠から始めるのが基本です。詳しいNISA制度の概要はNISAのつみたて枠と成長投資枠の違いをご覧ください。
積立方法:個別積立 vs ポートフォリオ積立
松井証券の積立には2種類の方法があります(出典:松井証券公式ヘルプ「投資信託の積立の方法」)。
- 個別積立:銘柄を1本ずつ選んで積立金額を設定する方法。NISAつみたて枠はこの方式のみ
- ポートフォリオ積立(一括積立):複数銘柄への配分率をまとめて設定する方法
初心者は個別積立から始めると設定内容が把握しやすくおすすめです。
最低積立金額と手数料
- 最低積立金額:100円から(出典:松井証券公式「100円から積立投資」)
- 購入時手数料:全銘柄0円(出典:松井証券公式「投資信託 取引ルール」)
- 信託報酬:銘柄により異なる。eMAXIS Slim全世界株式は年0.05775%(税込)※2026年3月時点
松井証券の積立設定手順(個別積立)
ステップ1:ログインして投資信託画面へ
松井証券のトップページ(www.matsui.co.jp)からログインし、メニュー上部の「投資信託」タブをクリックします。スマートフォンの場合は「投信アプリ(松井証券 投資信託)」をApp Store/Google Playからインストールしてアクセスするとより操作しやすいです。
ステップ2:積み立てたい銘柄を検索・選択
「銘柄検索」ボックスにファンド名やコードを入力します。例として「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」を検索すると候補が表示されます。銘柄名をクリックすると詳細ページに移ります。
松井証券のNISAつみたて枠対応銘柄は278本(2026年3月時点)です(出典:ZAi Online「松井証券NISAつみたて投資枠のメリット」)。
ステップ3:「積立設定」ボタンをクリック
銘柄詳細ページの「積立設定」ボタンをクリックすると「積立設定入力」画面に移ります(出典:松井証券公式ヘルプ「積立設定入力」)。
設定画面では以下の項目を入力します。
- 口座区分:NISA(つみたて枠 / 成長枠)または特定口座
- 積立頻度:毎月(NISA必須)/ 毎週 / 毎日(特定口座は全選択肢)
- 積立金額:100円以上1円単位で入力
- 積立日:毎月積立の場合は1〜31日から指定
- 分配金受取方法:再投資 / 受取 ※NISAで長期運用する場合は「再投資」が一般的
ステップ4:目論見書を確認して「次へ」
入力後、画面下部に目論見書(PDF)のリンクが表示されます。必ず内容を確認し、「目論見書を確認しました」のチェックを入れてから「次へ(注文内容確認)」ボタンを押します。目論見書には信託報酬やリスクの記載があり、確認は義務です。
ステップ5:内容確認・暗証番号入力・設定完了
「新規積立設定確認」画面で設定内容を再確認します。問題なければ取引暗証番号(4桁)を入力し「設定する」ボタンをクリックすると設定が完了します(出典:松井証券公式ヘルプ「積立設定一覧」)。
設定完了後、翌日早朝(02:15〜04:15頃)に積立注文が生成され、最短で翌日から積立が開始されます(出典:松井証券公式FAQ「積立設定した場合、いつから積立が開始されますか」)。
クレカ積立の設定方法(2025年5月〜)
松井証券のクレカ積立とは
松井証券は2025年5月24日よりJCBカードを使ったクレカ積立サービスを開始しました(出典:松井証券公式「クレカ積立サービスを提供開始」)。投資信託の積立購入代金をJCBカードで支払うことで、J-POINT(旧Oki Dokiポイント、2026年1月に名称変更)が貯まります。
- 一般カード:積立金額の0.5%分ポイント還元
- プレミアムカード(JCB GOLD等):最大1.0%ポイント還元
ポイント還元率の詳細な比較はクレカ積立おすすめ証券会社比較もご参照ください。
クレカ積立の設定手順
クレカ積立を利用するには、事前にJCBカードの登録が必要です。
- 松井証券ログイン後「お客様情報の管理」→「クレカ積立設定」へ進む
- 使用するJCBカードを登録する
- 通常の積立設定手順(ステップ1〜5)と同様に銘柄・金額を設定する
- 「決済方法」でJCBカードを選択して設定完了
クレカ積立の月間上限は10万円(2026年時点)です。スケジュールについては毎月の引落日が異なる点に注意してください(出典:松井証券公式FAQ「クレカ積立のスケジュール」)。
積立金額の目安シミュレーション(独自)
「いくらから積み立てればいいかわからない」という方のために、以下のシミュレーションを参考にしてください。前提条件:年率4%(税引前)で複利運用した場合の試算です。市場環境によって実際のリターンは上下し、元本割れのリスクがあります。
| 月額積立金額 | 10年後の試算額 | 20年後の試算額 | 元本(20年) |
|---|---|---|---|
| 3,000円 | 約44万円 | 約110万円 | 72万円 |
| 1万円 | 約147万円 | 約367万円 | 240万円 |
| 3万円 | 約441万円 | 約1,101万円 | 720万円 |
| 10万円 | 約1,471万円 | 約3,670万円 | 2,400万円 |
前提条件:年率4.0%・毎月末積立・複利計算。税金・手数料は考慮していません。将来の運用成果を保証するものではなく、元本を下回る可能性があります。
NISAつみたて枠の年間上限は120万円(月換算10万円)です。毎月3万円積み立てた場合でも年36万円となり、上限に余裕があります。収入に対して無理のない金額から始めることが重要です。
積立設定の変更・停止方法
積立金額の変更手順
一度設定した積立金額は後から変更できます。
- ログイン後「投資信託」→「積立設定一覧」を開く
- 変更したい銘柄の「変更」ボタンをクリック
- 新しい積立金額を入力して「確認」→「設定する」で完了
なお、積立日の変更は当日が含まれる月の積立には反映されない点に注意してください。変更内容が適用されるのは翌月以降の積立からです。
積立の一時停止・解除方法
「積立設定一覧」から停止したい銘柄の「停止」ボタンをクリックするだけで一時停止できます。再開も同様に「再開」ボタンから行えます。停止しても保有している投資信託は売却されないため安心してください。
松井証券で積立するメリット・注意点まとめ
松井証券積立のメリット
- 100円から積立可能:少額から始めて慣れることができる
- 購入手数料0円:コストを最小化して長期積立に集中できる
- 保有残高ポイント還元(最大1%):残高に応じてポイントが貯まり、投資信託の購入に使用可能
- クレカ積立でさらにポイント上積み:JCBカード利用で0.5〜1.0%のJ-POINTも加算
- 278本の銘柄ラインナップ:NISAつみたて枠対応銘柄が豊富
積立時の注意点・リスク
- 元本割れリスクあり:投資信託は預金と異なり、運用結果によって元本を下回る可能性があります
- 信託報酬は継続的にかかる:保有中は毎日自動的に差し引かれます。低コストのインデックスファンドを選ぶことが重要です
- NISA口座のつみたて枠は年間120万円が上限:超過分は自動的に特定口座に積み立てられません(設定自体がエラーになる)
- 積立設定の締切時間に注意:変更・新規設定は当日の午前0時〜02:00ごろまでが翌日反映の目安
松井証券の口座開設から特徴の詳細は松井証券の口座開設メリット・手数料まとめもご参照ください。
まとめ:松井証券の積立設定は5ステップで完了
松井証券での投資信託積立設定は、①銘柄を選ぶ→②「積立設定」をクリック→③口座・頻度・金額を入力→④目論見書確認→⑤暗証番号入力で設定完了、という5ステップで完結します。
100円から始められ、購入手数料も無料なので、「まず少額で慣れてみたい」という方に向いています。2025年5月からはJCBカードを使ったクレカ積立も選択肢に加わり、ポイント還元の面でも充実しています。
ただし、投資信託には元本割れリスクがあります。長期・分散・積立の3原則を守り、生活費に影響しない余裕資金の範囲で行ってください。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。
積立設定で迷ったときは、金融庁のNISA特設ウェブサイト(金融庁)も活用して制度を正しく理解したうえで取り組みましょう。

