新NISAやつみたて投資を始めるにあたり、「SBI証券と楽天証券、どっちがいいの?」と迷う方は非常に多いです。この2社はネット証券の口座開設数でトップを争う二大巨頭であり、どちらを選んでも大きな失敗はありません。
しかし、手数料・ポイント還元・取扱銘柄・アプリの使いやすさなど、細かな違いを比較すると「自分に合う証券会社」が見えてきます。本記事では、SBI証券と楽天証券を8つの項目で徹底比較し、タイプ別のおすすめを解説します。
SBI証券と楽天証券の基本スペック比較
口座数・取扱商品の比較
SBI証券と楽天証券は、どちらもネット証券のトップクラスです。2026年3月時点の基本スペックを比較します。
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 口座開設数 | 約1,300万口座 | 約1,100万口座 |
| 国内株式手数料 | 無料(ゼロ革命) | 無料(ゼロコース) |
| 投資信託本数 | 約2,600本 | 約2,500本 |
| NISA対応 | ◎ | ◎ |
| 米国株式銘柄数 | 約5,600銘柄 | 約4,700銘柄 |
| IPO取扱実績 | 業界トップクラス | やや少なめ |
どちらも国内株式の売買手数料は無料化されており、基本的なコストに差はありません。
クレカ積立のポイント還元率を比較
つみたて投資で重要なのがクレジットカード積立のポイント還元です。
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 対応カード | 三井住友カード | 楽天カード |
| 月額上限 | 10万円 | 10万円 |
| 還元率(一般) | 0.5% | 0.5% |
| 還元率(ゴールド) | 1.0% | 0.75% |
| 還元率(プレミアム) | 1.0〜3.0% | 1.0% |
| 貯まるポイント | Vポイント | 楽天ポイント |
SBI証券×三井住友カードのほうが高還元カードでの差が大きく、ポイント還元率を最大化したい方にはSBI証券が有利です。一方、楽天経済圏を日常的に利用している方は楽天ポイントが貯まる楽天証券に軍配が上がります。
SBI証券のメリット・デメリット
SBI証券の強み
- IPO取扱実績が業界トップ:年間のIPO取扱数は90社以上と圧倒的。抽選に外れてもポイントが貯まる仕組みがあり、次回以降の当選確率がアップします
- 米国株の取扱銘柄が豊富:約5,600銘柄と業界最多クラス。米国ETFの定期買付にも対応
- 投信マイレージ:投資信託の保有残高に応じてポイントが毎月付与されるため、長期保有に有利
- 住信SBIネット銀行との連携:為替手数料が安く、米国株投資のコストを抑えられます
SBI証券の弱み
- アプリが複数に分かれている:国内株・米国株・投信で別アプリになっており、やや使いにくい
- ポイントの使い道が限定的:VポイントはTポイント統合後も楽天ポイントほどの汎用性はない
楽天証券のメリット・デメリット
楽天証券の強み
- 楽天ポイントで投資ができる:貯まった楽天ポイントをそのまま投資信託や国内株式の購入に使えます。ポイント投資の手軽さは業界随一
- アプリiSPEEDの使いやすさ:一つのアプリで国内株・米国株・投信をまとめて管理でき、UI/UXの評価が高い
- 楽天経済圏との相乗効果:楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件にもなるため、楽天ユーザーは日常の買い物でもポイントが貯まりやすくなります
- 日経テレコンが無料:日経新聞の記事が無料で読めるのは大きな特典です
楽天証券の弱み
- IPO取扱実績がやや少ない:SBI証券と比べるとIPOの取扱数は少なめ
- 投信保有ポイントが限定的:一部の投資信託のみが対象で、SBI証券の投信マイレージほどの網羅性はない
【結論】タイプ別おすすめはこう選ぶ
SBI証券がおすすめな人
- IPO投資に興味がある人
- 米国株・海外ETFに本格的に投資したい人
- 三井住友カード(特にゴールド以上)を持っている人
- 投資信託を長期保有してポイントを貯めたい人
楽天証券がおすすめな人
- 楽天カード・楽天市場を日常的に使っている人
- 楽天ポイントで投資を始めたい初心者
- アプリの使いやすさを重視する人
- 日経新聞を無料で読みたい人
迷ったら「両方」開設がベスト
実は、SBI証券と楽天証券の両方を開設するのが最もおすすめの方法です。口座開設・維持手数料はどちらも無料なので、コストは一切かかりません。
たとえば、NISA口座はSBI証券でクレカ積立のポイント還元を最大化しつつ、楽天証券では特定口座で楽天ポイント投資を活用する、という使い分けが可能です。
なお、投資方針に不安がある場合は、FP相談「ガーデン」などのファイナンシャルプランナーに無料相談するのも良い選択肢です。NISAの活用方法から資産形成プランまで、専門家のアドバイスを受けられます。
他のネット証券も検討する価値あり
第3の選択肢として注目のネット証券
SBI証券・楽天証券以外にも、特徴的なネット証券があります。
| 証券会社 | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|
| マネックス証券 | 米国株の取扱◎ クレカ積立1.1%還元 | 米国株投資をメインにしたい人 |
| 松井証券 | 25歳以下の株式手数料無料・サポート充実 | 投資初心者・若年層 |
| PayPay証券 | 1,000円から株が買える | 少額から始めたい人 |
特にマネックス証券はクレカ積立のポイント還元率が1.1%と高く、サブ口座として注目されています。
証券口座選びで後悔しないポイント
- NISA口座は1人1口座:NISA口座は年に1回しか変更できないため、慎重に選びましょう
- 特定口座は複数OK:特定口座は複数の証券会社で開設できるため、用途ごとに使い分けが可能です
- まずは少額から始める:月1,000円からでも積立投資は始められます。完璧な証券会社選びよりも「まず始めること」が大切です
投資は元本保証ではなく、価格変動リスクがあります。投資判断はご自身の責任で行い、不安な点は金融の専門家に相談することをおすすめします。
まとめ|SBI証券 vs 楽天証券 比較のポイント
SBI証券と楽天証券の比較ポイントを最後にまとめます。
- 手数料:どちらも国内株式は無料で互角
- クレカ積立:高還元カードならSBI証券が有利、楽天経済圏なら楽天証券
- IPO・米国株:SBI証券がリード
- アプリ・初心者向け:楽天証券のiSPEEDが高評価
- ポイント投資:楽天ポイントの汎用性は楽天証券の強み
迷ったら両方の口座を開設し、実際に使い比べてからメイン口座を決めるのが最も確実な方法です。どちらも口座開設は無料なので、まずは一歩を踏み出してみてください。

