2025年から2026年にかけて金(ゴールド)価格は史上最高値を更新し続け、国内小売価格は1グラムあたり26,000円前後で推移しています。インフレヘッジや地政学リスクへの備えとして、金(ゴールド)投資信託おすすめの銘柄をNISAで買いたいと考える方が急増中です。本記事では、NISA成長投資枠で購入できる代表的な金投資信託を信託報酬・純資産総額・為替ヘッジの有無で徹底比較し、初心者でも失敗しない選び方を解説します。
金(ゴールド)投資信託をNISAで買うメリット・デメリット
金は「無国籍通貨」と呼ばれる実物資産で、株式や債券と異なる値動きをするため、ポートフォリオの分散先として注目されています。NISAの成長投資枠を使えば、金投資信託の値上がり益や分配金が非課税となり、長期保有で大きな差が生まれます。
メリット:分散効果と非課税の恩恵
- 株式市場と相関が低く、暴落時のリスクヘッジになる
- NISA成長投資枠(年間240万円・生涯1,200万円)で利益が非課税
- 少額(100円〜)から積立購入が可能
- 現物の金と違い、保管料・盗難リスクが不要
デメリット:配当ゼロとコストに注意
金そのものは利息や配当を生まない資産です。値上がりしなければリターンはゼロで、信託報酬という保有コストだけがかかり続けます。さらに金投資信託は、つみたて投資枠の対象外(成長投資枠のみ)である点も押さえておきましょう。
NISAで金投信が買える証券会社
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などの主要ネット証券で、金投資信託は成長投資枠の対象として取り扱われています。
2026年最新|金(ゴールド)投資信託おすすめ5選比較表
2026年4月時点で、新NISA成長投資枠の対象となっている代表的な金投資信託・連動型ファンドを比較しました。信託報酬は購入後ずっとかかり続けるコストなので、最重要チェックポイントです。
主要5銘柄の信託報酬・純資産比較
| 銘柄名 | 信託報酬(税込/年) | 為替ヘッジ | 純資産総額(目安) | NISA区分 |
|---|---|---|---|---|
| SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし) | 0.1838%程度 | なし | 約3,000億円超 | 成長投資枠 |
| SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジあり) | 0.1838%程度 | あり | 約100億円 | 成長投資枠 |
| SMT ゴールドインデックス・オープン | 0.275% | なし | 約200億円 | 成長投資枠 |
| iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド | 0.5085% | なし | 約800億円 | 成長投資枠 |
| 三菱UFJ 純金ファンド(ファインゴールド) | 0.99% | なし | 大型ファンド | 成長投資枠 |
低コスト重視ならSBI・iシェアーズ・ゴールドファンド
「サクっと純金」の愛称で知られるSBI・iシェアーズ・ゴールドファンドは、信託報酬が年率0.1838%程度(実質0.1538〜0.1838%)と業界最低水準。2026年1月には純資産3,000億円を突破し、12営業日で2,500億円から積み増した実績があり、人気・流動性とも申し分ありません。「ヘッジなし」「ヘッジあり」の両タイプから選べます。
運用実績の信頼性なら三菱UFJ純金ファンド
三菱UFJアセットマネジメントが運用する「ファインゴールド」は、純金上場信託(現物国内保管型)に投資する老舗ファンドです。信託報酬は年0.99%と高めですが、長い運用実績と国内保管の安心感があり、NISA成長投資枠でも多く買われている定番銘柄です。
金投資信託の選び方|失敗しない3つのチェックポイント
同じ金価格に連動する商品でも、信託報酬1%の違いで10年保有すると約7%もリターン差が出ると言われます。以下の3点を必ず確認しましょう。
ポイント1:信託報酬は0.3%以下を目安に
金投資信託の信託報酬は、低いもので年0.18%、高いもので年1%超とピンキリです。長期保有するなら、信託報酬0.3%以下のファンドを選ぶのが鉄則。具体的にはSBI・iシェアーズ・ゴールドファンドやSMTゴールドインデックス・オープンが第一候補となります。
ポイント2:為替ヘッジの有無を理解する
- 為替ヘッジなし:金価格+為替(円安)の二重メリットを享受できる。長期では円安基調なら有利。
- 為替ヘッジあり:為替変動リスクを抑え、純粋に金価格の値動きを取りたい人向け。ヘッジコストが上乗せされる。
2026年4月時点で円相場は引き続き不安定なため、初心者には「ヘッジなし」を選ぶ人が多い傾向です。
ポイント3:純資産総額100億円以上を目安に
純資産総額が小さいファンドは、繰上償還(運用打ち切り)リスクがあります。最低でも純資産100億円以上、できれば500億円以上の規模があるファンドを選ぶと安心です。
金投資信託 vs 金ETF vs 純金積立|どれが有利?
金に投資する方法は投資信託だけではありません。金ETF(上場投資信託)や純金積立とも比較してみましょう。
金投資信託のメリット・デメリット
100円から積立可能で、自動積立にも対応。一方で、ETFよりは信託報酬が割高な傾向があります。NISA成長投資枠で非課税運用できる点が大きな魅力です。
金ETFのメリット・デメリット
NEXT FUNDS 金価格連動型(1328)は信託報酬0.176%、iシェアーズ ゴールドETF(314A)は0.22%と、投資信託よりさらに低コスト。ただしリアルタイムで売買する必要があり、自動積立には不向きです。
純金積立のメリット・デメリット
田中貴金属や金田中などで提供される純金積立は、現物の金として引き出せる安心感があります。ただし手数料が年1.5〜2.5%と高く、NISA非対応のため税制メリットはありません。
| 方法 | コスト | NISA対応 | 少額積立 | 初心者向き |
|---|---|---|---|---|
| 金投資信託 | 年0.18〜1.0% | ○(成長枠) | ○(100円〜) | ◎ |
| 金ETF | 年0.18〜0.5% | ○(成長枠) | △(1口単位) | ○ |
| 純金積立 | 年1.5〜2.5% | × | ○(1,000円〜) | △ |
金投資信託で失敗しないためのポートフォリオ戦略
金は値動きが激しく、価格が上昇したからといって全資産を突っ込むのは危険です。資産全体に占める割合を5〜10%程度に抑えるのが王道とされています。
守りの分散:株式インデックスとの組み合わせ
主軸はeMAXIS Slim全世界株式やS&P500インデックスファンドに置き、その10%以内を金投資信託に割り当てると、株価暴落時のクッションとして機能します。2025年のように金価格が急騰する局面では、ポートフォリオ全体のドローダウンを軽減できます。
積立 or 一括?タイミング戦略
金は2025年から2026年にかけて史上最高値を更新中で、現在は歴史的高値圏にあります。一括投資は高値づかみリスクが高いため、毎月一定額をコツコツ積み立てるドルコスト平均法が無難です。新NISAの年間240万円枠を月20万円ずつなど、無理のない範囲で積み立てていきましょう。
出口戦略:いつ売るかを決めておく
金は配当を生まない資産なので、目標到達時の売却ルールを決めておくと安心です。例えば「ポートフォリオの金比率が15%を超えたらリバランス」「資産全体が目標額に到達したら部分売却」など、機械的に判断できる基準を設けておきましょう。出口戦略について詳しくは、NISA出口戦略の記事もあわせてご覧ください。
よくある質問|金(ゴールド)投資信託のQ&A
Q1. 金投資信託はつみたて投資枠でも買えますか?
2026年4月時点で、金投資信託は基本的に「成長投資枠」のみの対象です。つみたて投資枠は金融庁が定める要件(インデックスファンド中心・低コスト等)に金ファンドが該当しないためです。
Q2. 金は今から始めても遅くないですか?
2025年12月にドル建て金価格は4,500ドルを突破し、2026年も大手金融機関が高値水準の継続を予想しています。ただし高値圏での一括購入は避け、分散して少しずつ買い付ける戦略が無難です。
Q3. SBI証券と楽天証券、どちらで買うのがおすすめ?
どちらでもSBI・iシェアーズ・ゴールドファンドや三菱UFJ純金ファンドが買えます。クレカ積立のポイント還元や使い慣れたUIで選んでOKです。詳細はSBI証券 vs 楽天証券の比較記事を参考にしてください。
Q4. 為替ヘッジあり・なしで迷ったら?
長期保有・分散目的なら「為替ヘッジなし」が一般的におすすめです。短期で純粋に金価格だけに賭けたい場合は「ヘッジあり」を選びましょう。
まとめ|金(ゴールド)投資信託おすすめはコスト重視で選ぼう
2026年現在、新NISAの成長投資枠で買える金(ゴールド)投資信託おすすめ銘柄は、信託報酬の低さで選ぶならSBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)、運用実績の安定感で選ぶなら三菱UFJ純金ファンドが二大候補です。
- 金投資信託は信託報酬0.3%以下・純資産100億円以上を選ぶ
- NISA成長投資枠で非課税の恩恵を最大限活用
- ポートフォリオ全体の5〜10%以内に抑えてリスク分散
- 歴史的高値圏のためドルコスト平均法で積立投資が無難
金は株式や債券と異なる値動きをするため、ポートフォリオに少量加えるだけで分散効果が得られる優秀な資産クラスです。本記事を参考に、ご自身の投資方針に合った金投資信託を選び、長期的な資産形成に役立ててください。
金(ゴールド)投資信託で2025年に得られた実績リターン
過去の実績は将来を保証しませんが、参考までに2025年の金関連ファンドの動きを振り返っておきましょう。2025年の金(ゴールド)価格は、ドル建てで約2,600ドル台から年末には4,500ドル超まで上昇し、年間騰落率は実に+70%超を記録した稀有な年でした。
2025年の主要金ファンドのパフォーマンス
SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)は、2025年の運用成績で円建て金価格+為替効果のダブルメリットを享受し、純資産を急速に拡大。年初の数百億円規模から年末には3,000億円超に膨れ上がりました。三菱UFJ純金ファンド(ファインゴールド)も同様に高いリターンを記録し、信託報酬の差はあるものの長期投資家からの信頼を維持しています。
2026年の見通し|大手金融機関の予想
モルガン・スタンレーは2026年末の金価格ターゲットを1オンス6,300ドルへ引き上げ、ピクテも構造的な金需要の継続を予想しています。一方で、短期的にはボラティリティ(価格変動)が大きくなる可能性が指摘されており、一括投資ではなく積立投資が推奨される根拠となっています。
金投資信託を始める具体的なステップ
初めて金(ゴールド)投資信託おすすめ銘柄を購入する方向けに、口座開設から積立設定までの具体的な手順を解説します。
STEP1:NISA口座を開設する
まずは主要ネット証券でNISA口座を開設しましょう。すでにNISA口座をお持ちなら、そのまま成長投資枠で金投資信託を購入できます。新規開設ならSBI証券か楽天証券が初心者には扱いやすくおすすめです。
STEP2:銘柄を選んで積立額を決める
本記事の比較表を参考に、信託報酬0.3%以下の銘柄から選びます。月々の積立額は、無理のない範囲で5,000円〜30,000円程度が一般的。家計のキャッシュフローと相談し、ポートフォリオ全体の5〜10%に収まるよう調整しましょう。
STEP3:クレカ積立でポイント還元を活用
SBI証券×三井住友カード、楽天証券×楽天カードなどのクレカ積立を使えば、毎月の積立額に応じて0.5〜1.0%のポイント還元が受けられます。年間で数千円〜1万円相当のポイントが貯まるので、必ず設定しておきましょう。詳しくはクレカ積立の比較記事をご確認ください。
STEP4:定期的に運用状況をチェック
積立を始めたら放置でOKですが、年に1〜2回は運用状況とポートフォリオ全体の資産配分を見直しましょう。金が大きく値上がりしてポートフォリオの15%を超えるような場合は、一部売却してリバランスを実施します。

