クレカ積立(クレジットカード決済による投資信託の積立)は、投資しながらポイントが貯まるお得な仕組みとして注目を集めています。2026年現在、主要ネット証券のほとんどがクレカ積立に対応しており、証券会社とカードの組み合わせによって還元率が大きく異なります。
この記事では、クレカ積立のおすすめ証券会社を還元率・対象カード・使いやすさで徹底比較します。自分に合った組み合わせを見つけて、効率よくポイントを貯めながら資産形成を始めましょう。
クレカ積立とは?仕組みとメリットを解説
クレカ積立の基本的な仕組み
クレカ積立とは、証券会社での投資信託の積立購入をクレジットカードで決済する方法です。通常の銀行口座引き落としと異なり、カード決済によるポイント還元を受けられるのが最大の特徴です。
毎月の積立上限額は各社とも月10万円が主流で、NISAのつみたて投資枠(年間120万円=月10万円)との相性も抜群です。設定すれば毎月自動で積立が行われるため、手間をかけずに資産形成とポイント獲得を両立できます。
クレカ積立の3つのメリット
クレカ積立には以下の3つのメリットがあります。
- ポイント還元:積立額に応じてポイントが貯まる。年間で数千〜数万ポイントの獲得も可能
- 自動積立で手間いらず:一度設定すれば毎月自動で買付。タイミングを気にせずドルコスト平均法で投資できる
- NISA口座との併用:つみたて投資枠でクレカ積立すれば、非課税メリットとポイント還元を同時に享受できる
クレカ積立の注意点
一方で、クレカ積立には注意すべき点もあります。買付日が証券会社ごとに固定されているため、自分でタイミングを選べません。また、年会費の高いカードほど還元率が高い傾向がありますが、ポイント還元額と年会費のバランスを考慮する必要があります。
【2026年最新】クレカ積立おすすめ証券会社6社を比較
主要6社の還元率・対象カード一覧
2026年4月時点の主要証券会社のクレカ積立サービスを一覧で比較します。
| 証券会社 | 対象カード | 還元率(年会費無料カード) | 最大還元率 | 月額上限 | 貯まるポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| SBI証券 | 三井住友カード | 0.5% | 最大4.0% | 10万円 | Vポイント |
| 楽天証券 | 楽天カード | 0.5% | 最大2.0% | 10万円 | 楽天ポイント |
| マネックス証券 | マネックスカード/dカード | 最大1.1% | 最大3.1% | 10万円 | マネックスP/dポイント |
| 松井証券 | JCBカード | 最大0.5% | 最大1.0% | 10万円 | J-POINT |
| 三菱UFJ eスマート証券 | au PAYカード | 0.5% | 最大3.0% | 10万円 | Pontaポイント |
| PayPay証券 | PayPayカード | 0.7% | 0.7% | 10万円 | PayPayポイント |
年会費無料カードでの実質還元額を比較
月10万円を積み立てた場合に、年会費無料カードで年間どれくらいのポイントが貯まるかを比較してみましょう。
| 証券会社 | 年会費無料カード | 月10万円の還元額(月) | 年間還元額 |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | 三井住友カード(NL) | 500円相当 | 6,000円相当 |
| 楽天証券 | 楽天カード | 500円相当 | 6,000円相当 |
| マネックス証券 | マネックスカード | 730円相当 | 8,760円相当 |
| 松井証券 | JCBカードS | 最大500円相当 | 最大6,000円相当 |
| 三菱UFJ eスマート証券 | au PAYカード | 500円相当 | 6,000円相当 |
| PayPay証券 | PayPayカード | 350円相当 | 4,200円相当 |
年会費無料カードで最もお得なのはマネックス証券×マネックスカードの組み合わせです。月5万円までの還元率が1.1%と高く、年間8,760円相当のポイントを獲得できます。ただし、マネックスカードは月5万円超〜7万円以下が0.6%、月7万円超〜10万円以下が0.2%と段階的に還元率が下がる点に注意が必要です。
SBI証券×三井住友カードのクレカ積立を詳しく解説
カード別の還元率とOlive連携
SBI証券のクレカ積立は、三井住友カードの券種によって還元率が異なります。
- 三井住友カード(NL):0.5%(年会費無料)
- 三井住友カード ゴールド(NL):初年度1.0%、2年目以降は前年100万円以上利用で1.0%、10万円以上利用で0.75%、10万円未満は0%
- 三井住友カード プラチナプリファード:最大3.0%(年会費33,000円)
- 三井住友カード Visa Infinite:最大4.0%(年会費99,000円、前年利用額700万円以上の条件あり)
2026年5月買付分からはOlive限定上乗せプランが開始され、Olive契約口座の円普通預金残高に応じてクレカ積立の還元率が最大0.5%アップします。Oliveユーザーはさらにお得に積立が可能です。
SBI証券クレカ積立はこんな人におすすめ
SBI証券のクレカ積立は、以下のような方に向いています。
- 三井住友カードやOliveをすでに利用している方
- Vポイント経済圏で生活している方
- 年間100万円以上のカード利用があり、ゴールド(NL)の1.0%還元を狙える方
- 投信残高に応じたポイント付与(投信マイレージ)も活用したい方
楽天証券×楽天カードのクレカ積立を詳しく解説
カード別還元率と楽天経済圏の強み
楽天証券のクレカ積立は、年間カード利用額を問わずポイント還元率が固定されている点が特徴です。
- 楽天カード(一般):0.5%(代行手数料0.4%以上のファンドは1.0%)
- 楽天ゴールドカード:0.75%(代行手数料0.4%以上のファンドは1.0%)
- 楽天プレミアムカード:一律1.0%
- 楽天ブラックカード:一律2.0%
低コストのインデックスファンド(eMAXIS Slimシリーズなど)は代行手数料が0.4%未満のため、楽天カード(一般)では0.5%還元となります。
楽天証券クレカ積立はこんな人におすすめ
楽天証券のクレカ積立は、以下のような方に最適です。
- 楽天市場や楽天モバイルなど楽天経済圏を活用している方
- 楽天ポイントを普段から使っている方
- 年間利用額の条件を気にせず、安定した還元率を求める方
- 楽天キャッシュ積立と併用して月15万円まで積み立てたい方
マネックス証券・松井証券・その他のクレカ積立比較
マネックス証券:年会費無料で還元率No.1
マネックス証券は年会費無料カードでの還元率が業界トップクラスです。
- マネックスカード:月5万円まで1.1%、月5万円超〜7万円まで0.6%、月7万円超〜10万円まで0.2%(年会費永年無料・2026年10月〜)
- dカード:最大1.1%、dカード PLATINUMなら最大3.1%
- JCBカード:2026年3月26日からサービス開始、最大1.0%のJ-POINT還元
マネックスカードは2026年10月から年会費が永年無料に改定されるため、コストをかけずに高い還元率を享受できます。ただし、月5万円超の積立では還元率が下がるため、少額積立の方に特におすすめです。
松井証券:投信残高ポイントとの合わせ技
松井証券は2025年5月にクレカ積立を開始し、JCBオリジナルシリーズのカードが対象です。
- JCBカードS(一般):最大0.5%(月5万円以上のカード利用が条件)
- JCBゴールド:最大1.0%(同条件)
クレカ積立の還元率自体は控えめですが、松井証券の強みは投信残高ポイントサービスの還元率が業界最高水準であること。投信保有残高に対して最大1.0%のポイントが付与されるため、長期で積み立てるほどトータルの還元額が大きくなります。
三菱UFJ eスマート証券・PayPay証券
三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券)は、au PAYカードでクレカ積立が可能です。ノーマルカードで0.5%、ゴールドカードで1.0%の還元率で、auマネ活プラン加入者は最大3.0%まで還元率がアップします。auユーザーには最もお得な選択肢です。
PayPay証券はPayPayカードで一律0.7%還元です。ただし、ポイント還元の対象は月5万円までで、5万円超の積立分にはポイントが付かない点に注意しましょう。PayPay経済圏を活用している方に向いています。
目的別おすすめクレカ積立の選び方
コスト重視:年会費無料で高還元を狙う
年会費を払いたくない方は、以下の組み合わせがおすすめです。
- 月5万円以下の積立:マネックス証券×マネックスカード(1.1%還元)が最もお得
- 月10万円の積立:PayPay証券×PayPayカード(0.7%、ただし5万円まで)やSBI証券×三井住友カード(NL)(0.5%、10万円まで対象)
- 楽天経済圏の方:楽天証券×楽天カード(0.5%)が利便性で優秀
還元率重視:上位カードで最大限ポイントを獲得
年会費を払ってでも高い還元率を求める方は、以下がおすすめです。
- SBI証券×プラチナプリファード:最大3.0%。月10万円の積立で年間36,000円相当(年会費33,000円を差し引いても黒字)
- マネックス証券×dカード PLATINUM:最大3.1%
- 楽天証券×楽天ブラックカード:一律2.0%。年間利用額の条件なし
経済圏重視:普段の生活でポイントを活用
貯まるポイントの使い道も重要な判断基準です。
- 楽天経済圏:楽天証券×楽天カード → 楽天市場・楽天モバイルで活用
- Vポイント経済圏:SBI証券×三井住友カード → コンビニ・飲食店での支払いに活用
- ドコモ経済圏:マネックス証券×dカード → dポイントで幅広く使える
- au経済圏:三菱UFJ eスマート証券×au PAYカード → Pontaポイントで活用
まとめ:自分に合ったクレカ積立で賢く資産形成しよう
2026年現在、クレカ積立の選択肢は豊富で、証券会社とカードの組み合わせによって還元率に大きな差が生まれます。最後に、おすすめの組み合わせをまとめます。
- 年会費無料で最も高還元:マネックス証券×マネックスカード(最大1.1%)
- 上位カードで最高還元:SBI証券×三井住友カード プラチナプリファード(最大3.0%)
- 条件なしで安定還元:楽天証券×楽天カード(0.5%、利用額条件なし)
- 投信残高ポイントも合わせて最大化:松井証券×JCBカード
- auユーザー:三菱UFJ eスマート証券×au PAYゴールドカード(最大3.0%)
クレカ積立はNISAのつみたて投資枠と組み合わせることで、非課税メリットとポイント還元の両方を手に入れることができます。まだクレカ積立を始めていない方は、普段利用しているポイント経済圏に合わせた証券会社を選び、今すぐ設定してみましょう。
なお、各証券会社の還元率やサービス内容は変更される場合があります。最新の情報は各社の公式サイトで確認してください。投資判断はご自身の責任で行いましょう。

