楽天証券とSBI証券どっちが得?新NISAのポイント還元を比較

証券口座比較

新NISAを始めるとき、多くの人が最初に迷うのが「楽天証券とSBI証券、どっちが得なのか」という問題です。とくにポイント還元は長期投資の効率を左右する重要な要素で、選び方を間違えると数万円単位で差がつくこともあります。この記事では、楽天証券とSBI証券の新NISAにおけるポイント還元を、クレカ積立・投信保有・経済圏の3つの視点から2026年最新情報で徹底比較します。なお、本記事は情報提供を目的としたものであり、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

楽天証券とSBI証券は新NISAでどっちが得?結論を先に

結論から言えば、「どちらが得か」はあなたのクレジットカード利用額と、普段使っているポイント経済圏によって変わります。一律に「こちらが正解」とは言えないのがネット証券選びの難しいところです。まずは大枠を押さえておきましょう。

カードをあまり使わない人は楽天証券が有利

年間のカード利用額が少ない人や、楽天市場・楽天モバイルなど楽天サービスをよく使う人は、楽天証券が有利になりやすいです。楽天証券のクレカ積立は年間のカード利用額にかかわらず還元率が固定されているため、条件を気にせずポイントを受け取れます。貯まるのは楽天ポイントで、日常の買い物や投資の再投資に使いやすいのも魅力です。

カードを多く使う人・上位カード保有者はSBI証券が有利

クレジットカードを年間100万円以上利用する人や、三井住友カードの上位ランクを持っている人はSBI証券が有利になりやすいです。SBI証券は三井住友カードのランクと利用額に応じて還元率が大きく上がり、条件を満たせば楽天証券を上回る還元を受けられます。貯まるVポイントに加え、PontaポイントやPayPayポイントなど複数のポイントから選べる柔軟さもあります。

ポイントの「種類」も判断材料になる

SBI証券で貯まる代表的なポイントはVポイント、楽天証券で貯まるのは楽天ポイントです。すでにどちらかの経済圏で生活している人は、普段使うポイントが貯まる証券会社を選ぶと無駄がありません。還元率の数字だけでなく、「貯めたポイントを使い切れるか」という視点も大切です。

クレカ積立のポイント還元率を比較

新NISAのつみたて投資枠で最も差が出やすいのが、クレジットカードで投資信託を積み立てる「クレカ積立」のポイント還元率です。両社とも月10万円までクレカ積立が可能で、新NISAのつみたて投資枠(年120万円)を上限に活用できます。ここでは2026年時点の還元率を整理します。

楽天証券のクレカ積立還元率

楽天証券は楽天カードで投資信託を積み立てると、カードのランクに応じてポイントが還元されます。2026年時点のおおよその還元率は次のとおりです。

カード種類 年会費(税込) 還元率の目安
楽天カード(一般) 無料 0.5%
楽天ゴールドカード 2,200円 0.75%
楽天プレミアムカード 11,000円 1.0%
楽天ブラックカード 33,000円 2.0%

ただし注意点として、ファンドの代行手数料(信託報酬のうち販売会社が受け取る部分)が年率0.4%(税込)未満の低コスト投信は、一般カードの還元率が0.5%にとどまる場合があります。一方で年間のカード利用額による条件がないため、毎年の利用額を気にせず安定して還元を受けられるのが大きな利点です。

SBI証券のクレカ積立還元率

SBI証券は三井住友カードで投資信託を積み立てる仕組みで、カードのランクと前年のカード利用額に応じて還元率が決まります。2026年時点のおおよその条件は次のとおりです。

カード種類 主な利用条件 還元率の目安
三井住友カード(NL) 前年10万円以上の利用 0.5%
三井住友カード ゴールド(NL) 前年100万円以上の利用 最大1.0%
三井住友カード プラチナプリファード 年間100万円以上の利用(積立除く)など 最大3.0%

かつてプラチナプリファードは無条件で高還元でしたが、2025年11月以降は「年間100万円以上のカード利用(積立分を除く)」などの条件が付くよう変更されています。条件を満たせば楽天証券を上回る還元を狙えますが、満たせない場合は還元率が下がる点に注意が必要です。年会費とのバランスも含めて検討しましょう。

ケース別:どちらのクレカ積立が得か

還元率だけを見ると上位カードを使えるSBI証券が有利に見えますが、年会費や利用条件を踏まえると話は変わります。整理すると次のようになります。

  • カードを年10万〜100万円程度しか使わない人:条件不問で0.5%前後を安定して受け取れる楽天証券(一般カード)が無難です。
  • カードを年100万円以上使う人:ゴールド以上のカードを活かせるSBI証券が有利になりやすいです。
  • カードを年500万円以上使うヘビーユーザー:プラチナプリファードで高還元を狙えるSBI証券が選択肢になります。

つまり「クレカをどれだけ使うか」が分岐点です。無理に高還元を狙ってカードを使いすぎると本末転倒なので、自分の生活に合った範囲で選びましょう。

投信保有でもらえるポイントを比較

ポイントはクレカ積立だけでなく、投資信託を保有しているだけでも貯まります。長期で資産を積み上げる新NISAでは、この「保有ポイント」も無視できません。両社の仕組みを比較します。

SBI証券の投信マイレージ

SBI証券の「投信マイレージ」は、投資信託の月間平均保有金額に応じてポイントが貯まる仕組みです。還元率はファンドによって異なりますが、おおむね年0.1%〜0.25%程度で、ほぼ全銘柄が付与対象になっている点が特徴です。貯まるポイントはVポイント・Pontaポイント・dポイント・PayPayポイント・JALのマイルから選べます。

楽天証券の投信残高ポイントプログラム

楽天証券の「投信残高ポイントプログラム」は対象銘柄が限られており、還元率も年0.017%〜0.05%程度と低めです。たとえば人気のS&P500連動ファンドのポイント進呈率は年率0.028%程度です。ただし、楽天証券が力を入れる低コストの「楽天・プラスシリーズ」を保有すると、別途残高に応じたポイントが受け取れます。

保有ポイントだけならSBI証券が幅広く有利

対象銘柄の広さと還元率の高さを総合すると、保有ポイントの面ではSBI証券が幅広い銘柄でやや有利です。一方、楽天証券は楽天・プラスシリーズなど特定の低コストファンドに投資する人にとって、信託報酬の安さと合わせて実質コストを抑えやすいという見方もできます。どのファンドを長期保有するかによって有利不利が変わる点を押さえておきましょう。

ポイント以外の比較ポイントも確認しよう

証券会社選びはポイント還元だけで決めるべきではありません。新NISAは一度始めると長く付き合う制度なので、使い勝手や商品ラインナップも含めて総合的に判断しましょう。

取扱商品と積立の使い勝手

SBI証券も楽天証券も新NISA対応の投資信託を幅広くそろえており、主要な低コストインデックスファンドはどちらでも購入できます。アプリやサイトの使いやすさは好みが分かれるため、可能であれば両方の口座画面を見比べてみるのがおすすめです。なお、ネット証券は他にもマネックス証券のような選択肢があり、独自のポイント還元やIPOの取扱いに強みを持つ会社もあります。

ポイントの使い道・再投資のしやすさ

貯めたポイントを投資信託の購入に使える「ポイント投資」は両社とも対応しています。楽天証券は楽天ポイントで、SBI証券はVポイントなどで投信を買い付けられます。普段の生活でどのポイントを使い切りやすいかが、満足度を左右する重要な要素になります。

判断に迷ったら専門家への相談も選択肢

「自分にとってどちらが得か計算するのが難しい」「新NISA全体の資産設計を相談したい」という場合は、お金の専門家に相談する方法もあります。中立的な立場のファイナンシャルプランナーに相談できるFP相談「マネマッチ」のようなサービスを使えば、家計やライフプランに合わせた証券会社・商品選びのヒントが得られます。最終的な判断は自分で行うことを前提に、客観的な意見を取り入れるのも一つの手です。

楽天証券・SBI証券の新NISAに関するよくある質問

最後に、新NISAの証券会社選びでよく寄せられる疑問にまとめて回答します。

両方の口座を開設してもいい?

NISA口座は1人につき1つの金融機関でしか開設できません。ただし、課税口座(特定口座・一般口座)であれば楽天証券とSBI証券の両方を開設できます。「NISAはA社、課税口座での個別株はB社」といった使い分けは可能です。NISA口座をどちらで開くかは慎重に選びましょう。

あとから証券会社を変更できる?

NISA口座の金融機関は、原則として年単位で変更できます。ただし手続きには一定の時間がかかり、その年にすでにNISAで買付をしていると同じ年内の変更はできないなどの制約があります。最初の選択が重要になるため、ポイントだけでなく長期的な使いやすさも踏まえて決めることが大切です。

ポイント還元は今後も変わる可能性がある?

あります。実際にこれまでも、クレカ積立の還元率は引き上げ・引き下げの両方向で何度も変更されてきました。本記事の数値は2026年時点の情報であり、各社の最新の公式情報を必ず確認してください。還元率の変更は将来も起こり得るため、目先の還元率だけで証券会社を頻繁に乗り換えるのは現実的ではありません。

まとめ:自分の使い方に合った証券会社を選ぼう

楽天証券とSBI証券の新NISAにおけるポイント還元を比較すると、次のように整理できます。

  • カード利用額が少ない・楽天経済圏の人:条件不問で還元が安定する楽天証券が有利になりやすい。
  • カードを多く使う・上位カード保有者:三井住友カードを活かせるSBI証券が高還元を狙いやすい。
  • 投信保有ポイントの幅広さ:対象銘柄が広いSBI証券がやや有利。
  • ポイントの使いやすさ:普段の生活で貯めて使える経済圏に合わせるのが正解。

どちらも新NISAに対応した優良なネット証券であり、大きく失敗する選択肢ではありません。マネックス証券なども含めて比較し、自分のカード利用状況とポイント経済圏に合った1社を選ぶことが、長期的に効率よく資産形成を進めるコツです。なお、投資には元本割れのリスクがあり、ポイント還元はあくまで付随的なメリットにすぎません。本記事の情報は2026年時点のものであり、最新情報は各社公式サイトでご確認のうえ、投資判断はご自身の責任で行ってください。

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