たわらノーロード全世界株式の評判は?実際の信託報酬・運用実績と、同じ全世界株式インデックスの人気ファンド「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」との違いが気になる方は多いでしょう。本記事では2026年4月時点の最新データをもとに、両ファンドのコスト・リターン・純資産額・つみたて投資枠での使い勝手を徹底比較し、どちらを選ぶべきかをわかりやすく解説します。
たわらノーロード全世界株式とはどんな投資信託か
たわらノーロード全世界株式は、アセットマネジメントOneが運用する低コストのインデックスファンドです。MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース、為替ヘッジなし)に連動する投資成果を目指して運用されており、先進国23か国・新興国24か国の大型株・中型株に幅広く分散投資できる点が特徴です。
運用会社と基本スペック
運用会社のアセットマネジメントOneは、みずほフィナンシャルグループと第一生命ホールディングスが出資する日本有数の資産運用会社です。「たわらノーロード」シリーズは低コストインデックスファンドとして長年の実績があり、全世界株式の他にも先進国株式・S&P500・TOPIXなど幅広いラインナップを展開しています。
- 設定日:2019年7月22日
- ベンチマーク:MSCI ACWI(円換算、配当込み)
- 購入時手数料:無料(ノーロード)
- 信託財産留保額:なし
- 分配金:年1回(原則無分配方針)
2025年1月に信託報酬を引き下げ
本ファンドは2025年1月16日付で信託報酬率の引き下げを実施しました。これにより、2026年4月時点の信託報酬(運用管理費用)は年率0.10989%以内(税込)となっています。全世界株式型インデックスファンドとしては業界最低水準のコストを実現しており、長期積立との親和性が非常に高い水準です。
投資対象と分散範囲
マザーファンドを通じて、世界47か国・約3,000銘柄に分散投資します。構成比率は時価総額加重で、米国が約60%、日本が約5%、その他先進国と新興国で残りを占めます。1本で全世界の株式市場に投資できるため、「どこの国が伸びるか分からないが世界経済の成長は取り込みたい」という投資家に向いています。
たわらノーロード全世界株式の評判・口コミまとめ
X(旧Twitter)や投資ブログ、価格.comのレビューを中心に、2026年4月時点の評判を整理すると、以下のような傾向が見られます。
ポジティブな評判
- 信託報酬引き下げ後はオルカンに迫る低コスト水準で魅力が増した
- 運用会社(アセットマネジメントOne)の安定感に安心感がある
- 純資産が順調に増加しており、繰上償還リスクが低下している
- つみたて投資枠・成長投資枠の両方で購入できる
ネガティブな評判
- 純資産総額はeMAXIS Slim 全世界株式と比べるとまだ小さい
- 情報量・ブログでの取り上げられ方はオルカンに劣る
- SBI証券や楽天証券の投信保有ポイント還元率でオルカンに劣るケースがある
総合評価
全体としては「コストは十分低くなったが、認知度と純資産でオルカンに一歩及ばない」という評価が多い印象です。ただし、信託報酬差はほぼ誤差レベルに縮まっており、運用会社を分散したい人や、みずほ系列に親しみがある人には有力な選択肢と言えます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)との徹底比較
ここからは、全世界株式インデックスファンドの代表格であるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー、通称オルカン)と、たわらノーロード全世界株式を比較します。両ファンドとも同じMSCI ACWIをベンチマークとしており、基本的な値動きはほぼ同じです。
信託報酬・純資産総額の比較
| 項目 | たわらノーロード全世界株式 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
|---|---|---|
| 信託報酬(税込) | 年率0.10989%以内 | 年率0.05775% |
| 運用会社 | アセットマネジメントOne | 三菱UFJアセットマネジメント |
| ベンチマーク | MSCI ACWI(円換算・配当込み) | MSCI ACWI(円換算・配当込み) |
| 設定日 | 2019年7月22日 | 2018年10月31日 |
| 純資産総額(2025年末) | 約1,000億円規模 | 約9兆円規模 |
| つみたて投資枠 | 対応 | 対応 |
信託報酬の差は年率約0.052%。100万円を運用した場合の年間コスト差は約520円、1,000万円でも年5,200円程度です。長期で見ると無視できない差ではありますが、リターンに与えるインパクトは限定的です。
過去リターンの比較(2024年〜2025年)
両ファンドは同じ指数に連動するため、過去リターンはほぼ同水準です。2024年の年間リターンは円ベースで+25%前後、2025年は世界株式全体の調整局面を経て+5%前後で着地しています。日次のトラッキングエラーも両者とも小さく、「どちらを選んでも運用結果に大差はない」というのが実情です。
ポイント還元・使い勝手の比較
コスト以外で差が出やすいのが、証券会社の投信保有ポイント還元です。SBI証券の「投信マイレージ」や楽天証券の「投信残高ポイントプログラム」では、ファンドごとに還元率が異なります。2026年4月時点では、オルカンのほうが還元対象となる証券会社が多い一方、たわらノーロード全世界株式もSBI証券・楽天証券・マネックス証券など主要ネット証券で問題なく積立できます。
どちらを選ぶべき?投資家タイプ別おすすめ
ここまでの比較を踏まえ、投資家のタイプ別にどちらを選ぶべきかを整理します。
eMAXIS Slim オルカンが向いている人
- とにかくコストを最優先したい
- 純資産総額の大きい安心感を重視する
- ネット上の情報量・解説記事の多さを求める
- 初めてインデックス投資を始める初心者
たわらノーロード全世界株式が向いている人
- 運用会社を分散したい(既にオルカンを保有している等)
- アセットマネジメントOneの運用方針・シリーズを信頼している
- みずほ・第一生命系列に親しみがある
- 差が0.05%以下ならコストより多様性を重視したい
両方を併用するという選択肢
「運用会社リスクを分散したい」と考える場合、つみたて投資枠でオルカン、成長投資枠でたわらノーロード全世界株式を購入するといった併用も有効です。ただし、両ファンドはほぼ同じ値動きをするため、分散効果は限定的である点には注意しましょう。
たわらノーロード全世界株式の購入方法と注意点
たわらノーロード全世界株式は、主要ネット証券・銀行で購入できます。ここでは2026年4月時点で対応している代表的な金融機関と、購入時の注意点を解説します。
主要ネット証券での購入
- SBI証券:100円から購入可能、三井住友カード積立でVポイント還元
- 楽天証券:100円から購入可能、楽天カード積立で楽天ポイント還元
- マネックス証券:100円から購入可能、マネックスカード積立でマネックスポイント還元
- 松井証券:100円から購入可能、投信毎月ポイント・現金還元サービスあり
銀行・対面証券での購入
たわらノーロード全世界株式は、みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友信託銀行などの銀行窓口でも購入可能です。ただし、銀行で購入する場合は取扱ファンド数が限られていたり、相談窓口の営業時間が短かったりするため、自由度の高いネット証券での購入がおすすめです。とくに100円からの少額積立やクレジットカード決済によるポイント還元を活用したい場合は、ネット証券一択と言って良いでしょう。
NISAで買う場合の注意点
本ファンドは新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠どちらでも購入できます。つみたて投資枠では年間120万円、成長投資枠では年間240万円、合計で年間360万円・生涯1,800万円の非課税枠が利用可能です。非課税期間は無期限のため、長期保有を前提としたインデックス投資と相性が良い制度です。
購入時に気をつけたい3つのポイント
- 信託報酬以外にも「その他費用」が発生するため、実質コスト(交付運用報告書ベース)を確認する
- 同じ全世界株式でも、オルカンと同時保有する場合は値動きがほぼ連動する点に注意
- 短期売買には向かないため、最低5〜10年の長期保有を前提に購入する
よくある質問(FAQ)
Q1. たわらノーロード全世界株式は繰上償還されるリスクはある?
純資産総額は増加傾向にあり、2026年4月時点で1,000億円規模に達しています。投資信託協会の目安では純資産30億円以下が繰上償還の警戒ラインとされているため、現時点では繰上償還リスクは極めて低いと考えられます。
Q2. オルカンから乗り換えるべき?
信託報酬の差は年率0.052%程度で、乗り換え時に利益が出ていると課税される点を考えると、既にオルカンを保有している場合は無理に乗り換える必要はありません。新規積立分から分散させるなど、段階的な運用で十分です。
Q3. 分配金はいつ出る?
決算日は年1回で、原則として分配金を出さない運用方針です。分配金を再投資せず内部で複利運用することで、効率的な資産成長を目指しています。
まとめ:たわらノーロード全世界株式は「2番手だが有力な選択肢」
たわらノーロード全世界株式は、2025年1月の信託報酬引き下げで年率0.10989%以内となり、eMAXIS Slim オルカンとのコスト差は年率0.052%程度まで縮まりました。純資産総額や認知度ではオルカンに劣るものの、運用会社分散やシリーズへの信頼という観点では十分な選択肢となります。
コスト最優先ならオルカン、運用会社分散やシリーズ一貫性を重視するならたわらノーロード全世界株式、というのが2026年4月時点での結論です。いずれを選ぶにしても、新NISAのつみたて投資枠を活用して長期・積立・分散の王道を実践することが、資産形成の成功率を高める近道となります。
証券口座をこれから開設する方は、ポイント還元制度や取扱銘柄が充実している主要ネット証券を比較検討してみてください。とくに松井証券は投信残高に応じた毎月ポイント・現金還元サービスが魅力で、長期積立との相性が良好です。なお、老後資金準備としてiDeCoを併用したい方には、運営管理手数料無料の松井証券 iDeCoも選択肢となります。資産形成全体の設計に迷う場合は、FP相談「ガーデン」などの無料相談を活用するのも一つの方法です。
本記事の情報は2026年4月時点の各運用会社・販売会社の公表資料をもとに作成しています。信託報酬やポイント還元率は変更される可能性があるため、実際の投資判断にあたっては必ず最新の目論見書・交付運用報告書をご確認ください。

